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太陽グループ3社で100周年事業を展開 グループ共有のシンボルマークを策定

重要なお知らせ

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己、以下:太陽工業)とイベントコンサルティングのTSP太陽株式会社(本社:東京都目黒区、社長:池澤 嘉悟、以下:TSP太陽)、イベントや施設の運営を手掛けるアクティオ株式会社(本社:東京都目黒区、社長:淡野 文孝、以下:アクティオ)は共同で、グループの100周年事業を8月1日(月)より1年間にわたって展開します。

太陽グループは1922年、能村テント商会として創業し、その後、戦後の焼け野原の中、ミシン一台ハサミ一丁から再スタートを切りました。創業以来、「少しでも社会の役に立ちたい、一人でも多くの人に感動を届けたい」という思いのもと、「膜」素材の特徴を活かしたユニークな製品を世に送り出してきました。「膜」技術をベースに1970年の大阪万博で大規模なパビリオン設営や運営を請け負うなかで、TSP太陽やアクティオが誕生し、能村テント商会を起源とする今日のグループ3社が形成され、総売上740億円規模のグループへと成長を遂げました。

100周年事業として、グループ横断の社会貢献活動や人材交流を通じた新たなビジネスの創出など、膜技術の太陽工業、イベント制作・コンサルティングのTSP太陽、イベントや施設運営のアクティオ、互いにシナジーを高めながら膜と空間と体験の可能性を追求し続けることで、グループとして更なる飛躍を目指します。


■グループ共通の100周年事業シンボルマーク100周年ロゴ.jpg
今回、100周年事業の開始に際してグループ3社が共通して使用するシンボルマークを作成しました。このシンボルマークは、光り輝く太陽をイメージしたもので、100年にわたって広がり続けてきたグループの事業を表現しています。能村テント商会を起源とする3社が同じシンボルマークを使用するのは今回が初めてとなります。シンボルマークを各社のホームページや名刺などで活用します。







■太陽工業社長に創業家の能村祐己が就任
100周年事業の開始に先立ち2022年3月29日、太陽工業の社長に創業家の能村 祐己(=のうむら ゆうき)が就任しました。能村は2017年にTSP太陽社長に就任し、5年間で1.5倍の売上増を達成した実績をもとに、太陽グループの長男である太陽工業の社長に就任しました。低迷する建設業界の影響を受け、太陽工業は2021年の売上が10%減少するなど厳しい経営環境にあるため、高い求心力をもつ創業家の社長のもとで事業基盤の強化を進めます。また、2022年6月には池澤 嘉悟(=いけざわ よしのり)がTSP太陽の社長に就任しました。池澤は世界リゾート博や愛知万博などの国際博の会場計画や運営・輸送業務のプロジェクトに参加するなど30年以上にわたってTSP太陽の中核事業を推進し、過去5年間は副社長として能村と共にTSP太陽の成長に貢献しました。


■膜技術にこだわり次の100年の飛躍を目指す
太陽グループは建設やイベント、施設運営など幅広い事業を展開していますが、その源流にあるのはオンリーワンの膜技術です。既存の製品、建築現場にとらわれず「膜」の可能性を追求していくことが、今後100年の太陽工業の成長には不可欠です。

例えば、「膜」は軽くて小さく折りたためることから、宇宙環境で使用する素材としては最適です。太陽工業は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、学校法人東京理科大学、清水建設株式会社の3者間で締結した連携協力書の下、2019年に作製した宇宙の居住空間を検証する『スペースコロニーデモンストレーションモジュール』(写真)をきっかけに、宇宙関連事業への検証を開始しました。去る6月には、小型衛星に対する小型ロケットの打上サービスを提供するスペースワン株式会社(本社:東京都港区、社長:豊田 正和)へ出資し、地上における射場周辺の施設建設支援やイベント運営なども含め、宇宙関連ビジネスで積極的に太陽グループの膜技術を紹介していく計画です。また、エネルギー問題が深刻化するなかで「膜」を使った帆走型風力発電の研究も始めており、将来的に大きな可能性を秘めた研究開発といえます。
研究開発の一方で、大型膜面構造物(テント構造物)分野において世界のトップシェアであり続けることも重要です。厳しい経済、社会環境のなかでマーケットリーダーとして膜技術を活かした空間作りを始めとして、人づくり・街づくりを通じた社会貢献を追及し続けることで次の100年の飛躍を目指していきます。
 

帆走型風力発電_実験船.jpg

帆走型風力発電実験船

 

■太陽グループの沿革

1922

(大正11)年

能村テント商会として能村金茂が創業、その後、戦時下の企業整備法により廃業

1946

(昭和21)年

太陽工業株式会社を創立

1947

(昭和22)年

太陽工業株式会社を設立

1955

(昭和30)年

太陽工業からレンタル事業部が独立、太陽テント株式会社(後のTSP太陽株式会社)設立

1970

(昭和45)年

大阪万博開催

1987

(昭和62)年

アクティオ株式会社設立 東京都目黒区(太陽工業株式会社内)

本社移転(港区六本木)

1988

(昭和63)年

「東京ドーム」完成(太陽工業にて屋根膜製造・施工、元請は竹中工務店)

1990

(平成2)年

「天保山ハーバービレッジ 海遊館」開館(アクティオにて運営業務を受託)

1992

(平成4)年

財団法人能村膜構造技術振興財団を設立

2000

(平成12)年

「ミレニアムドーム」完成(太陽工業の子会社を通じて屋根膜製造・施工)

2004

(平成16)年

「横浜市 白幡地区センター」アクティオが民間として日本で初めての指定管理者となる

2005

(平成17)年

国際博覧会「愛・地球博」開催(TSP太陽にて施設支援、観客輸送、運営事業を受託)

2011

(平成23)年

東日本大震災復興支援 女川町仮設集合住宅189戸(TSP太陽にて新築工事受注)

「メディナ・アンブレラ・プロジェクト」サウジアラビアの聖地に大型アンブレラ250基が完成(太陽工業がアンブレラの製造を受託)

2012

(平成24)年

「東京スカイツリー®」開業(アクティオにて運営業務を受託)

2013

(平成25)年

ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島2013会場施設工事 (TSP太陽にて運営業業務受託)

2016

(平成28)年

太陽工業大阪本社に「MakMax FLEX EXPERIENCE CENTER」完成

「豊洲ランニングスタジアム」完成(太陽工業が元請として設計・製造・施工)

2020

(令和2)年

高輪ゲートウェイ開業イベント(TSP太陽にてパビリオン建設業務受託)

 

■太陽工業株式会社について
太陽工業は、社会の安心・安全を支え、人々の豊かな生活の実現に貢献することを目指す「膜構造のリーディングカンパニー」です。軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開しています。特に近年では、各地で多発する災害時の緊急対応や、新型コロナ対策の医療用テントでも社会の注目を集めつつあります。​

□社員数:563人 (2021年12月時点)
□年商:473億円(2021年度)
□公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/


■TSP太陽株式会社について
TSP太陽株式会社は、今年設立67周年を迎える、コンサルティングからイベント制作まで、感動の場を創造するプロフェッショナル集団です。古くは1970年の大阪万博から、国際的なビックイベントをはじめとする様々なイベントの制作に携わってきました。イベントコンサルティング会社として、事前収支計画からクリエイティブデザイン制作・建築設計・施工・運営までのトータルソリューションを提供します。
また、最新のXR技術を活用したデジタルイベントから、人と人とのリアルでの交流が可能な対面イベント、あるいはその双方の要素を入れたハイブリッドイベントも提供できます。 

□社員数:217名(2021年12月時点、契約社員等含む)
□年商:171.3億円(2021年度)
□公式HP: https://www.tsp-taiyo.co.jp


■アクティオ株式会社について
アクティオ株式会社は、博覧会のパビリオンで働くスタッフの募集、教育の計画と実施、マニュアル作成と日々の管理をし、来場されたお客様に主催者の心を五感で感じて頂く運営のお手伝いをさせて頂きました。その実績を基に現在では、イベントや博覧会だけではなく、レジャー施設や文化施設、コミュニティー施設など人が集う多種多様な恒久施設での受付・案内業務にとどまらず、指定管理者として包括的に公共施設の管理運営を担当し、お客様のご要望と期待に応えてまいりました。イベントや公共施設等の運営により「ヒト・マチ」づくりで社会に貢献していきます。

□社員数:社員124名、契約社員1,180名、アルバイト934名 (2021年12月時点)
□年商:96.3億円(2021年度)
□公式HP: https://www.actio.co.jp/